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オカウコギを挿し木
先日、里山の道端でウコギを見つけた。一応草刈り程度の手は入っているようだが、ふたたび伸びた雑草に埋もれていた。そもそも這い性気味ともいうが、広がりからすると実生もあるのかもしれない。

ウコギ科といえば山菜の定番。タラノキやウド、最近ではコシアブラもポピュラー。タカノツメやハリギリを食べる人もいる。
タカノツメは、なんだか美味くなかった記憶だけある。ハリギリはアクダラ(≒アクの強いタラノキ)などとも呼ばれ、採るのは容易だが食うのは玄人向け。
いずれも葉を揉むと、独特の香りがする。見つけたウコギも、それ系の香りがしたので間違いないはず。


ウコギは、コシアブラより小ぶりな5小葉の掌状複葉。いくつか種類があり、区別が難しいといわれる。図鑑やWeb情報(参考記事1参考記事2)などからすると、これはオカウコギのよう。
重鋸歯があり、葉表の脈上に小さな毛。葉裏の葉脈は隆起し、脈上にはたくさんの毛。脈腋の膜は見えず、葉柄の先端(小葉の集合部)には棘。半数程度には、葉柄の中間にも棘がある。
葉のサイズは、5小葉全体で15cm、小葉は長さ10cm、幅5cmのものが最大。標準的なヤマウコギをも凌駕するが、新芽幼苗なのでサイズは当てにならない。

手元の図鑑では、ヤマウコギを Acanthopanax spinosus 、オカウコギを A. japonicus としている。現在は、ヤマウコギが基本種 Eleutherococcus spinosus で、オカウコギがその変種 E. spinosus var. japonicus とされている(参考記事Ylist)。
あれこれ調べたが、要は区別するまでもないレベルの差異、ということ。


食用およびストック用に、とりあえず何本かもらってきた。

ストックは、挿し木をしてみる。
3.5号ポットに1本ずつ、赤玉小粒で植えつける。少し根がついたものはそのまま、若枝のみのものは団子挿しとした。
半日陰に置き、潅水は朝一回。柔らかい若芽のものは、夕方には萎れ気味になるだろうと思っていたが、すべてがピンピンしている。晴れて気温が上がっても、萎れる気配がない。10日目になるが、あいかわらず元気。ウドも水挿しで発根したことがあるが、ウコギ系は強いのだろうか。

食用は、ウコギ飯にしてみた。
新芽はだいぶ伸びていたので、その先端の容易に手折れる部分をいただく。10~15cm長を6本。小さくひと掴み程度で、約20g。これを1合のご飯に混ぜた。

検索してみると、最終的に菜飯的な仕上がりになるのは共通だが、ウコギの処理方法は様々。生のままきざんで塩、生のままきざんで塩を振ってアクを絞る、湯通しする、10秒茹でる、4~5分茹でる、などなど。
今回は、茎部分を15秒、さらに全体を入れて1分茹で、冷水にさらした。絞ってから強めに塩を振り、みじんにきざむ。塩加減は、「飯がないと食えない程度に塩辛い漬物」が目安。これをご飯に混ぜて、少し蒸らせば完成。

ネットのレシピより具が少ないが、上品に香りもして程よかった。
春菊、パクチーあたりをモリモリいけるレベルの人は、量を増やすなり生食するなりしないと、パンチがないと思うかもしれない。




2017/4/2 追記

挿し木などはすべて着き、翌春芽吹き前に露地へ降ろした。
昨年は一株にかなり勢いのいいシュートが発生し、優に人の背丈越え。目の高さで剪定したほど。

今年は3月下旬から芽吹き始め、昨日新芽を収穫した。元気がよすぎても困るので、わずかな芽を残してあらかた摘んでおいた。
ほころんだ程度から展開し始めたものまで様々だが、大きなものでも10cmクラス。


ウコギ飯
そして今朝はウコギ飯。分量比の目安は以下のとおり。

 …… 1合
ウコギの芽 …… 7cm程度を5本
 …… 小さじ1

米は普通に炊く。
ウコギは、沸騰した湯に20秒ほど通す。湯が緑に染まるか染まらないか程度の時間。
ザルに上げ、水気を絞ってから刻む。塩を振り、さらに微塵に刻む。塩がじゃりじゃりするぐらいでちょうどいい。
それをご飯に混ぜればできあがり。

塩気と香りがほど良い。春の恵みに感謝。

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