since 2007.8 by K-ichi

浴室のシャワー水栓。ポツンポツンと滴っている程度だったが、ジョロジョロ級に漏れはじめた。
ホース付け根のパッキンあたりが原因かと思っていたが、この規模になってようやくシャワーヘッド側の水漏れだと気づく。向きによっては水が噴出する。


ホースが抜けてきているように見える
単純なねじ込み式のシャワーヘッドを外してみると、ホース端部の金具が外れかかっている模様。
金具は手ではびくともしない。ねじ込みのような簡単なものではないらしい。手に負えそうもないので、ホース交換を考えてネットを漁ってみる。

シャワーホースは、おおむね2000円あたりから。各社用のアダプタがセットになっているので、特殊な形状、メーカでなければ気にしなくても良さそう。
あれこれ見ていると、金具だけの販売もある。こちらは1000円台前半から。金具を売っているということは、素人でも取替え可能かも……

金具の取り説を探すも見当たらず。その手の情報もほとんどなかったが、交換手順を記したサイトをひとつだけ見つけた。サンゴ浄水器の会社で、浄水器の取り付けのための説明がある。

説明を見ると、柔らかくしたホースにタケノコ(ニップル)を突っ込み、真鍮環(リング)で押さえ込む形のよう。
これを頭に入れて、作業を始める。


ホースをカット/ホースの構造
金具を外したいがびくともしない。マイナスドライバでコジようにも、隙間ができない。ホースは抜けかかって見えるが、抜けもしない。
とりあえず金具際でホースをカットし、金具の処理は別途考える。どうにもならなければ購入も。

ホースは、1mm厚以上ある黒い樹脂チューブ、その外に水色の薄い樹脂層、網目状に巻いた繊維層があり、最外部に色が付いた樹脂層。4層構造になっている。


なかなかホースが外れない
金具は本当にびくともしない。手掛かりになる滑り止め溝なども無い。

外れかかりのチューブを引っ張ってみるが、これも外れない。
なんとか引きちぎると、金具の奥にもホースが残る。どうも、抜けてきたのではなく、金具際で切れ掛かっていたらしい。

さて、奥に残ったホース残滓をどうするか……


タケノコが引き抜けた
ホースはすべて樹脂に見える。つまり、熱で軟化し融ける可能性が高い。
試しに、切れ端をアルコールランプで炙ってみると、融けて燃えた。弱火のガスコンロでもできそう。
なお、あらかじめ、タケノコのゴムパッキンは外しておく。

急に熱すると、何が飛び出てくるか判らないので、徐々に暖める。
まず、沸騰した水が染み出てくる。さらに熱すると、樹脂がぷすぷす言いだす。そして、ほのかに煙も上がってくる。
この段階ですっかり軟化しているので、ラジオペンチなどで引っぱれば簡単に引き抜ける。
不要な油があれば、素揚げにしてもいいかもしれない。

抜けるのは抜けたが、とろけた残滓がこびりついている。こつこつと削るしかないか……


ばらされたメンバーたち
外しにかかると、残滓はぺりっと外れてくれた。

わずかに残る汚れもふき取る。
嵌めたらおそらく二度と外さないので、薬剤等は使わず、紙などで擦り取るだけにする。
特にタケノコ部は、抜け止めと水密を担っているので、念入りに。

外したパッキンは、タケノコに戻しておく。
写真のパッキンは、見えてる面がシャワーヘッド側になる。


挿し込む順序
掃除が済んだら、組み立て開始。

ホースに、シャワーヘッドナット、真鍮環を通しておき、そしてタケノコを挿す。
沸かして、小さな泡がふつふつ出始めたぐらいのお湯に、ホースの端を浸す。30秒ほど待ったら、タケノコを押し込む。石鹸水はつけなくても、グイとやれば入る。
まっすぐに、かつ2mmほど隙間を残したあたりまで。のんびりしていると、冷めてホースが硬くなってしまう。その際は再び湯につける。
ホースが熱い分にはたいしたことは無いが、真鍮部が熱いと火傷をするので注意。

解っているのにやってしまうのが、真鍮環忘れ。タケノコは、いったん挿し込むと抜くのはかなり大変。
ホースを切り直すか、湯で熱し直して力ずくで引き抜かなくてはならない。素手でやると、確実に火傷をして皮が剥ける。


タケノコ挿入後
タケノコが入ると、ホースが膨らみ、見るからにむりやり押し込まれている感がある。ここにさらに真鍮環を移動させてかぶせる。

とても入りそうにないので、ここで石鹸をつけた。それでも入りにくそうなので、端部を湯で温めておいた。
手では半分入るかどうか。どうやっても無理。ホースを片手で持ち、シャワーヘッドナットで端部方向へしごくように引っ張ることで、なんとか嵌め込むことができた。


完成
完成の様子。
石鹸を洗い流し、シャワーヘッドを付けて終了。


後から気づいたが、見た目を少し我慢すれば、補修テープで済ませるという方法も考えられる。はるかに楽で、難易度も低い。
その実例を挙げたページもあった。

4 件のコメント:

y st さんのコメント...

同じ症状に悩まされてましたが、このブログを参考に補修できました。ありがとうございました。3000円得した気分!!

てんせいろ さんのコメント...

大変参考になりました。ありがとうございました。同症状にてシャワーヘッドを外しニップル部を切り落としたところまでは良かったのですが、真鍮環とタケノコ部が全く外れず途方にくれておりました。大雪の中近所のホームセンターを巡りましたがニップルセットは販売されておりませんでした。ネットでこちらを見つけ、早速同様に処理して見ました。但し、当方はタケノコ部が樹脂製です。真鍮環の側面全周を昔型の灯油ストーブでじっくり暖め、ころあいをみて真鍮環とタケノコ部を引き離したところ見事に外れました!!ホースにタケノコ部を取り付ける際も記載の通り端部を暖めると容易に挿入することができました。お蔭様で出費せず、今晩も我が家のシャワーを使用することができるようになりました。ありがとうございました。

K-ichi さんのコメント...

メモ書きが、皆さんのお役に立っているようで何よりです。

てんせいろさん。
コメントがダブっていたので、片方は削除しました。

Unknown さんのコメント...

ここのおかげで、あれだけ外れなかった金具が簡単に外れ全て上手く行きました
ありがとうございます

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