since 2007.8 by K-ichi

Windows7 proを使い始めて3年余。当初からのSeagate HDDの不具合に我慢できなくなり換装、それから数えると2年と1月ほどになる。DELL機を10年使ったことを思えば、まだまだ「アタリが付いた」程度。
それでいて、このh8-1280jpモデルのメーカサポートは、この6月で終了らしい。

データは極力、データドライブパーティション若しくは外部ドライブに置いている。ドキュメント、ピクチャ等のフォルダも外部に変更してある。C:\パーティションは160GBでも、全く問題はなかった。
ところが最近、Cドライブの「ディスク領域不足」のポップアップが頻繁に出るようになった。Explorerで見ると、数100MB、ときには30MBを切るなんてこともある。
原因の心当たりがないが、とりあえず定石に従い、ごみ箱を空にし、ディスクのクリーンアップをし、要らないデータやアプリの類を捨てることにする。hpのマシンには、おせっかいツールが多いので、コントロールパネルの「プログラムと機能」から、めぼしいものをざくざくと削除していく。
これで10GB余が空いた。160GBに対してはやや不満な規模ではあるが、当面は困らないだろう。


……と思っていた数日後、ふたたび振り出しに戻る。
新たにインストールしたわけでも、削除したプログラムが復活したわけでもない。それなのに、すっかり「ディスク領域不足」。あまりに不足して、OE(OutlookExpress)が起動しないことすらある。
ちなみにOEは、WinXPまで用のソフトなので、XPM(XPモード)上で使っている。

原因が判らないので、まずは状況の把握を試みる。現在はDriveAnalyzer(Vectorサイト)が一番人気らしいので、これを使わせてもらう。
見ると、$RECYCLE.BINに30GB余、documents and settingsに60GB余、Windowsに30GB弱、Usersに60GB余、あたりが目立つ。
単純加算すると160GBを越えてしまうが、今あらためて計算して気づいた次第。

まずは、判りやすいところから。
$RECYCLE.BINはゴミ箱なので、それを空にする。ところが、何度やっても減らない。Explorer上からは前述の通り、DriveAnalyzerから「削除」をしても変化なし。
コマンドプロンプト(cmd.exe)で見ると、$RECYCLE.BINディレクトリ内にS-5-21-5898765432-6598321478-6589742130(数字は適当)のような暗号めいたモノが2つあった。いずれにせよゴミなので、$RECYCLE.BINごと(その中身のみだったかもしれない)すべて削除する。2年前のリストアがまともに進まなかったので、その影響で残ったのかも、などと想像している。
その後DriveAnalyzerで確認すると、すっかり空になっていた。現在、「暗号めいたモノ」は1つだけ存在する。

DriveAnalyzerでの「総計 - ファイル -」も、それなりに食っている。これは、Cドライブのルートに置かれたファイルの合計。見る時々でサイズが変化している。
ネットから、pagefile.sysとhiberfil.sysが移動できる、という情報を得た。これらは、仮想メモリのスワップ領域、およびスリープ時の退避場所、になる。ともにGBクラスなので、追い出したい。
スリープ機能は、使用をやめるかもしれないので、とりあえずは保留とする。pagefileの方は、データドライブに移動した。情報によれば固定サイズがお勧めらしいので、十分かつ切りのいい32GB固定としておいた。
移行時に何やらメッセージが表示され、再起動してもCドライブにpagefile.sysファイルが残ってしまったので、これは手動で削除した。

Windowsフォルダは危険な匂いがするし、documents~フォルダとUsersフォルダはXPM関連が入っているので、動かすのは難しそう。
ともあれ、この時点で30GBを優に越える空き容量が確保された。


……ところが3週間で、また「ディスク領域不足」。ウイルスに入られたか、謎のおせっかいツールが働き出したか。良からぬ想像をめぐらせつつ、先日手をつけなかったフォルダについて調べ始める。
まずdocuments~とUsers。見比べると、そっくりな構造、そっくりな容量。実際にはこの両者は同じものらしい。
コマンドプロンプトで、「C:\>dir /a」とすると、「<JUNCTION>」とある。つまり、documents~の実体はUsers、ということのよう。

さらに調べを進めると、XPMが容量を馬鹿食いする、というページをいくつか見つけた。
Hesonogoma Tipsページには、2年で53GBとある。当方2年1ヶ月で54GBになっていた。確かに動作がもったりしてきていた感もあった。
件のページは、高速化までを解説しているが、容量圧縮のみ参考にさせてもらった。データが少なくなったことで、動作が初期時に戻った気がする。
DriveAnalyzer表示で60GB余だったものが、30GB弱まで縮小。これでまた30GB強の余裕ができた。

2016/11/8 追記
XPモードがあまりに重い……1年余しか経ってないのに77GB超にまで膨張していた。「圧縮」によって18GB強まで縮小。OEが軽快に戻った。


……で、1週間あまり後、また。いい加減、バカじゃねーの!?
DriveAnalyzerで確認しても、特段目立つフォルダはない。ただ、「予約 - Windows -」が未計測になっていたので、Cドライブを計測してみた。なんと50GB超になっている。
この予約というのは、アクセス権が得られずに、DriveAnalyzerが調べられない領域のサイズらしい。Windowsフォルダなどに含まれる。
ここが肥大化する主な理由は、検索機能用のインデックスデータのよう。そういえば、しばらく作業をしないでいると、HDDがごそごそ動いていた。変更や削除の方法は、ググればたくさん掛かるが、Windows TIPSあたりが解り易い。
とりあえず、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックなど、明らかにデータっぽいものはすべて除外しておいた。

結果、インデックスのサイズは50MB余まで3桁も縮小。Cドライブの空き領域も、80GBを越えた。計算が合わないが、ともかくインデックスの絡みでCドライブの過半を占めるという、意味不明な状態は解消できた模様。
10日ほど経つが、空き容量にはたいした変化はない。Cドライブが半分以上空いているというのは、実に心の安寧に寄与する。


行った主だった作業をまとめると……
  1. 不要なアプリやデータを捨てる
  2. DriveAnalyzerで、見えない大きなゴミを見つけて消す
  3. 仮想メモリやスリープ退避領域を移す
  4. XPMの仮想HDDを圧縮する
  5. 検索インデックスの対象を制限、再構築する
……といったところ。

そのほか環境によっては、「バックアップと復元」や「システムの復元」あたりの設定を見直すと、効果があると思われる。

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