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ちょっと話題になっていたSTARLINK衛星群。去る11日の深夜、第2弾の60機が打ち上げられた。SpaceXによる衛星分離までの映像はYouTubeにある。

打ち上げ直後の情報はなかなか手に入らないが、Heavens-Aboveが通過予報を出してくれていた。衛星番号70003番を仮にあてがって処理している模様。
トップページから「スターリンク衛星(2回目打ち上げ)プレースホルダー」で通過リストが出る。その詳細のひとつが左図。
なお、予報を見るには、画面右上にある「観測地点」を設定しておく必要がある。


この光の数珠は、浜松市北区からも見ることができた。
2020/1/2追記:世間ではこの数珠を「スターリンク・トレイン(STARLINK train)」と呼ぶらしい。
28mm相当で撮影。肉眼で見たのに近い雰囲気で撮れたので以下に貼っておく。
Google Chromeなど1080HD対応ブラウザで、YouTubeサイトで見ないと見づらいかもしれない。


2019/11/12 STARLINK 2nd swarm@浜松市北区

カメラはカシオEX-10。タイムラプス(TL)の夜景モードで、1/10sインターバル。MFでピントを合わせ、+2.0EV、WBは曇り、とする。28mm相当。
収差の様子から開放F1.8で撮っているのが判る。各フレームの露出は、インターバル時間の8掛けの0.08sと思われる。
背後低空には満月。よく晴れてはいるが、肉眼では南斗六星の4等星がギリギリの空。撮像も、その星が映ったり消えたり、というレベル。

TLでは、カメラ内で自動的に動画に変換される。この動画は20fpsなので、1/10sインターバルでは2倍速映像になる。
AviUtlで各種処理を行って、1倍速映像としてYouTubeに上げた。文字入れには、メイリオおよびあずきフォントを使用した。


予報では、西北西から昇り、木星と土星の間を抜け、南南西で消える、とある。木星過ぎが最高点ながら、仰角は10°ほどしかない。
その最高点をレンズの美味しいところで受けつつ昇ってくるところも逃せない、ということで、真西を枠の右ギリギリにフレーミングして撮影開始した。

そろそろかなぁ……と眺めていると、うっすら細い筋雲。「雲が湧いてきたか……この晴天で? 飛行機か。 ん? あ。 もしや。 んぉ?! んぉおおおお!」
バラけ、光度を増し、音もなくゆっくり整然と飛んでいった。明るいときで1等星クラスか。
フレアは1回のみ。金色で、金星かそれ以上。映像を見ると、木星の上でも一度光っているが、肉眼では気づかなかった。
明るく見えたのは西にいたときだけ。最高点で期待していた木星付近では、かすかに存在がわかる程度。4等かそれ以下になった。

先日はイリジウムフレアと同時に、24号機@第1弾のSTARLINKフレアが見られた。
見た感じでは、イリジウムほどではないものの、金星クラスの金色で明るいフレアを起こす。現在は120機が空にあるわけだが、その100倍を打ち上げる計画になっている。
大丈夫なんだろうか。

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