キイチゴ類は一般に、春先にシュートを伸ばし、夏に栄養を蓄えて地下茎と冬芽を太らせ、秋に葉を落として越冬する。そして翌春、冬芽が萌え、咲き実る。役目を終えたその幹は、新たなシュートと入れ替わるように夏ごろには枯れる。つまり寿命としては1年余。
一般の範疇と思われる中でも、ブラックベリーやカジイチゴでは、夏に枯れずに再び結果母枝となる場合がある。その程度ならよくあるのだが、庭先のカジイチゴには4年にわたって生き続けたものがいた。2016年4月に記事にしているが、結局曾孫の代('18初夏)まで咲いて生った。
出たてのシュートは、赤い毛深い姿。伸びるにつれて薄くなり、翌年にはツルツルになっている。たいていはそのツルツルのまま生涯を終えるのだが、そこで生き延びたものは表皮が割れてくる。縦にヒビが入り、表面はめくれてくる。
さらに翌年も生き延びると、今度は横にもヒビが入る。うろこ状の樹皮になり、いかにもな見てくれになる。ただし通常の樹木のように太くなる様子はない。
'16の写真の、白い四角が今回採取できた部分。当然ながら、'17の枝は写っていない。枯れてから年月が経つので、主幹の上部は折れて無くなっている。
刈り取った後、木口はピラニアンソーで切り直し、さらにペーパーをかけて平らにする。これだけでは構造がわからなかったので、撮影前に水で濡らしてみた。
2017とある細いものは、比較のために枝の先の方を切り取ってみたもの。
詳細がよくわからないが、木本扱いではあるものの草本のような構造なのかもしれない。年輪は見えない。
色が濃い部分が、形成層や師部に当たるものと想像する。根元の方では、それはかなり厚く、逆に髄の太さは枝先と変わらない。
成長によって組織構成が変わるようには見えないので、シュートが出た時点で「濃い部分」が厚いものは寿命が長いのかな、などと想像する。
'14の枝(主幹)は4年にわたって、'15の枝も2年間結果母枝になっている。その後のものは1年サイクルで役目を終えたと記憶する。
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