銀杏の処理についてググると、とても臭いよ、剥くのも面倒臭いよ、臭いよ臭いよ一応かぶれも気をつけて、とそんな印象。臭いを気にしてポリ袋を手にはめて処理を行ったが、仕上げの水洗などは素手でザクザクやっていた。
土曜夕方に拾い、日曜に仕分け選別して水に浸けておいた。一昼夜置いて月曜夕方に皮剥き、洗浄、試食。しっかり乾いたところで火曜にも試食、そして冷凍保存。
なんとなくムズムズしていたのだが、木曜朝になって「あー、これはかぶれの予兆かも」と気づく。口の周り、首筋、瞼、耳たぶなど、触りそうな各所で痒みと違和感。マンゴーのときと同じ。
例によってリンデロンを塗布。2日ほどでほぼ症状は消えた。
ググってみれば何のことはない。こんな文言がトップに出てくる。
こんな方は要注意!
皮膚科では、ギンナンとともに、ウルシ、マンゴー、カシュー等を避けるように指導されるとか。ピスタチオもウルシ科だったはず。美味いもんがどんどん消えていく……- 何度かギンナン拾い、皮をむいた事がある人
- ウルシに”かぶれる”人
- マンゴーを食べた時口の周りが”かぶれる”人
ちなみにギンナンには、いくらか中毒性の成分も含まれるという。銀杏中毒なるページが詳しそう。
10月初旬、ほんのり色づき始めたイチョウの街路樹。基本的に雄木が植えてあるはずだが、ところどころに雌木もいる。
落ちたばかりのときは、樹の足元がふわっと薄黄に色づいて見える。この樹は落ちてからやや時間が経っているので、蹴飛ばされ踏み潰されたもの、黒変したものなども混じる。
初めて拾うので、様子見でチリトリにひと掬い。これで100粒以上あった。
ネット情報に従い、一晩水に浸けてから剥いてみた。浸けておいても水を吸う感じはない。それよりも、落ちて間もない色の白っぽい柔らかい実を拾ってくるのが重要。
デラウェアのようにエダマメのように、中身をムニッと押し出していく。果肉がいくらか付着しているので、ジャブジャブ、ガラガラ水洗い。
小ぶりな容器にひたひたの水とともに銀杏を入れ、密封してシェイクするとよく取れる。何度か水を入れ替えて繰り返す。
ギンナンは基本的に沈むが、いくつかは浮いた。浮いたものも普通に食べられた。
ともかくウンコ臭いといわれるが、言うほどでもない気がした。ふぐ卵巣の糠漬けがこんなニオイだった気がする。臍のゴマもこの系統かも。
紙封筒に数個入れ、口を2回折り返し、角を曲げておく。700W電子レンジで30秒あまり。2、3発爆ぜる。袋は目一杯膨らむ。ギンナンのいい香り。殻も程よく割れる。
やりすぎると食べる部分まで爆ぜたり、封筒にへばりついたりする。数を入れすぎても、ムラが出る感じがする。700Wで数秒~10数秒で爆ぜ、振って袋内位置を調整、を3回ぐらいやるといいかも。
蒸し器で10分ぐらいやってもいい。フライパンで炒ってみたいが、あいにく鉄フライパンが手許になく試せない。
現在は生のまま冷凍保存してある。火を通す際には、解凍せずそのままで、時間をやや長めにする。
美味しい。これは毎年拾いたい。
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