ここのところChatGPTなるAIサービスが世間を騒がせているようだが、慌てたGoogleも類似のサービスを開始した。Bardという。
最新(アップデート)情報は4/10から始まっている。5/10からは日本語にも対応したので、それから間もないころに触ったことになる。
試験運用中だから内容には注意してね、的な文言は随所に見られる。先を行くGPTにしてもそれなりらしいので、いまのところは新しい技術に触れて会話を楽しむ、ぐらいが良いのだろう。
今月中頃には検索画面の下に1行、Bardを開始したよ、という文言とリンクがあった。そこからサイトへ飛ぶと、利用規約を読まされただけで使えるようになった。
ChatGPTのように、お伺いを立てて数日後に御下知を授かってから利用可能、というような手間はない。ただしGoogleアカウントは必要なようで、冒頭画像のようにログインは促される。
とりあえず「バード」について問うてみる。実行日は5/18。
曲も書けるのか。テキストベースということは、MMLかなにかで応えてくれるのだろうか。
ちなみに冒頭画像には、ブログの下書きもできるような記述があるが、この記事は全て手で書いている。
早くも固定回答的なものが返ってきた。
勘違いしていたのだが、bird(鳥)ではなくbard(詩人)だった。でもその指摘はしてくれなかった。
鳥のように自由に飛び回って知識の海を探索……などと詩的な言い回しはするものの、質問者の勘違いについてはスルー。もしかしたら、実際に「bird」とも掛けているのかも。
AIなどに関する小難しい知識は無いので、得意分野でいじってみる。
まさかの「できます」回答。
[CTRL]+[STOP]を禁止(ワークエリア書き換え若しくはon stop gosub使用)した上での無限ループなら満点、禁止無しだとしても及第、と想定しての……
乱用されてしまったw
間違いを指摘してみる。
指摘していくと訂正は進む。ただし根本的なところはどうしようもない。
最後には「コードは作れません」。作れるって言ってたのに。
ちなみに28日に再度質問を投げたところ、このような回答が出た。
逃げられた。
BASICばかりなので、ダメ元でマシン語(アセンブラ)が書けるか聞いてみたところ、できるとの回答。ごく簡単な例ながら、ちゃんとザイログニモニックで例を挙げてきた。
それでは、と少し高度な例を頼んでみる。
なぜかインテルっぽいニモニックでの回答。
前質問との関連が切れるためかと主語を明確にしてみたが、そういうことではなかった。会話としての継続性は保っているが、内容が伴ってない。
ここまで来るとさすがに救えない……
「テクハン」についてもそれが何かを示せないようで、「『テクハン』を参照せよ」というどこかのサイトの文言を引っ張ってきているだけの模様。
ちなみにMSXでマシン語で「線を引く」のは面倒で、MSX-CのサンプルプログラムにMAIN-ROMの内部ルーチンを使った例があったと記憶する。MSX2以降であればVDPコマンドを使う手もある。
BASICでやるのと変わらない速度になるはずなので、エラーフックを書き換えておいて、BASICの中間コードをダイレクトモードで実行する、という手も使えそう。
初めの「暴走プログラム」にも関係しそうな、こんな質問もしてみた。
結局のところ、テキストデータとして網羅して文章としてそれなりに辻褄を合わせるが、その内容は全く理解されてない模様。
辻褄は合うので、文章の要約とか体裁を整えるとか、そういう方面では使えるのかもしれない。
キイチゴに関しても試してみたが、こちらはもっと酷いことになってしまったので割愛。
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