今月11日にまた更新はされたが、スーパー林道についての記述変更はない。
前日は抜けるような晴天。青空を背にした山並みが清々しい。暑さもひと段落し、降水確率も0%予報。土曜からはぐずつくので晴れ間を活用してね、と伊藤さんも言っていた。
すべての条件が罠に誘う。
当日朝は曇天。出発すると、ときおり粉糠雨も舞う。まぁ回復するだろう、と水窪ダムPに停め、標高差750m、11.4km先の麻布山登山口を目指す。
ダム湖左岸では、電源開発の草刈りチームが作業中だった。そういえば世間では金曜は平日だった。
道すがら秋の実りも追う。
サンカクヅルが熟期で、未熟のマタタビがちらほら。ミツバアケビは皮だけ残っていた。
小さなナシが転がっていたがヤマナシか。齧ってみると「渋いリンゴ」だった。オニグルミもゴロゴロ落ちている。食えば美味いのだが、あの殻は獣らにも難儀なのか。
ヌルデはいい具合に塩を吹き、実ザンショウも黒艶の実を晒している。タラノキは実をほぼ食い尽くされていた。キササゲが豊作で、ニホンザルはこれを食べるらしい。姿は見えなかったが、けたたましい鳴き声で脅された。
いまどき落ち葉を踏みしめて歩くと、時折カツラの甘い香りが漂ってくるのだが、この天気では無理だった。
結局、本降りになった。晴れていればこんな風。
舗装路を歩いていたので傘で応戦できたのだが、登山道なら引き返していた。
登山口Pには誰もいない。雨と落ち葉と朽ちた立て看板と。昨年はあった工事用プレハブもない。15年が経つ鈴木さんの捜索願も痕跡だけになっていた。
いきなりゴールの写真を貼るぐらい、収穫も乏しかった。とりあえず2021年から使いまわしている地図。

基本的には、去年の記事から変わってない。
何もしてなかったわけでもなさそうで、路肩決壊②と戯れていたっぽい。
2020年に底が抜けたこの場所。2021年には仮復旧風な様子を見ている。
昨年出向いた際には、「仮復旧」はまた底が抜けていたが、その北側には真新しい擁壁&ガードレールが新設されていた。
最も古い擁壁である「仮復旧」と、最も新しい擁壁が、まるっと無い。
アスファルトのカット位置、土嚢の位置から、そっくり無くなっているのが判る。
画角に収めるのが難しいくらいまで崩落している。どっちのガードレールなのかは遠すぎて判らず。
随所に土砂崩れ、法面崩壊などがある。落石防止ネットが引きちぎれたところ、山側の擁壁がずり落ちそうなところなどもある。ただ、道としてはジムニーなら抜けられるレベル。
現在はすべてで手がつけられてない。工事杭もない。人手不足だの資材高騰だの言われる中で、直しても1年2年で落ちてしまう道。……直すよね?
麻布5号橋のすぐ上流部には、テーブル状の石。道に並行に近い角度で転がり出た模様。アスファルト上に凹みが続いていた。5号橋は、ミテラ沢上流3叉の中央に架かる橋。
これはもう、そのままでいいかも。





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