半ば放置のクサイチゴの鉢に、奇妙な植物が生えてきた。
ネジバナのような小さな蕾が、固まってずらっと並んだようでもあり、胞子葉も連想させる。全体の大きさはネジバナと同じ程度。
葉は、全高の1/3ぐらいのところに1枚だけ。柄はなく、全縁。基部側に最大幅の部分があり、茎をやや巻くように流れている。葉脈は主脈すらはっきりせず、裏表ともにのっぺら。ユリやランなど単子葉のようでもあり、変幻自在なシダ類のようでもある。
あれこれ調べてみると、シダ植物のハナヤスリという仲間らしい。特徴からすると、コハナヤスリだろうか。各所でこの類は絶滅危惧種に指定されているようだ。同科には、ハナワラビ類が含まれる。
しかし、近所で見かけたことはないし、どこから胞子を飛ばしてきたのか……
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