結線方法は2種類あり、T568A(緑白/緑/橙白/青/青白/橙/茶白/茶)が標準とされているらしい。ただし、身の回りにあるケーブルはすべてT568B(橙白/橙/緑白/青/青白/緑/茶白/茶)結線だった。
写真はついでに作ったクロスケーブルの結線状態。間違わないようにマジックで「クロス」と記入しておく。左がT568B結線、右がT568A結線。
結線などをおさらいするためググってみると、いくつか解りやすいサイトが見つかった。
- TIA/EIA-568-B……結線図@Wikipedia
- LANケーブル……知りたいポイントが平易に簡潔にまとめられている。
- LANケーブルの仕組みを理解して自作せよ……いろいろ詳しい。
- LANケーブルを自作しよう……会話形式でいろいろ詳しい。
圧着工具がネックで、実店舗では安いものでも5000円程もした。ネットを探し回ったところ、あきばお~にて格安のDL-608(写真)を発見。1299円也。業務で何十何百と加工するわけではないので、安いもので十分。実際の使い勝手も良好。
いずれも'01~'02にかけての購入。
数年間巻いたまま「熟成」されたケーブルのため、強烈な巻き癖が付いていた。バネのようで、伸ばしても半分長ぐらいに巻き戻るほど。ケーブルの巻き方には8の字巻きという、癖の付きにくい巻き方があるらしい。しばらく寝かしておくものは、巻き直しておくのがよさそう。
加工は、まず必要な長さにケーブルをカットする。100mまでは伸ばしていいことになっている。屋内配線で壁穴など細いところを通す場合はこの状態で。
外皮を剥き、縒ってある心線を伸ばし、順番を揃え、コネクタに挿し込む。奥まで挿し込んだら、圧着工具ではさんでかしめる。
DL-608では、ストリッパにはストッパが付いているので、ちょうどよい長さで外皮カットができる。ただ、ザックリやると心線に傷が付くので、外皮に少し切れ目を入れて、そのままくるっと回して全周に入れ、あとで手で折り取るようにしたほうが安全。またこのとき、外皮がやや多めにカットされるように見えるが、これは正解。コネクタに挿し込む(押し込む)際に、外皮が伸びてくる。そのまま圧着してしまえば外皮は引く方向にテンションがかかりやすい。心線にとっては逆に押し込む方向に力が加わるので、断線の心配が減る。
かしめは、力いっぱいやってよい。工具自体が壊れない限り、ちょうどよいところでストッパが利くので安心。
ちなみにこちらでは、当たり前のようにストレートケーブルだのUplinkポートだのと書いたが、最近はAuto-uplink(Auto-MDI/MDI-X)という自動判別機能が標準になっているとか。何も考えずに、つなげば良いようになっているらしい。
PC同士2台直結ではクロス、PCとモデムならストレート、というような、ハブを介さない条件下では今まで通りだが、ハブさえ介せばなんとかしてくれるよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿
.