先月半ばごろから、挿し木バラたちの2番花が咲き始めた。赤だけは半月ほど遅れた。
春先の1番花はバラゾウムシにより全滅。
このゾウムシ、黒い米粒ほどの図体にもかかわらず、有名なチュウレンジハバチの比ではないダメージを与える。新芽、特に蕾の首筋で樹液を吸い、これをやられるとほぼ確実に萎れ枯れる。テデトールでは間に合わないので、新芽や蕾に限っては、定期的に浸透性殺虫剤を散布するとこにした。ゾウムシ、アブラムシ、ハゴロモの幼虫などが撃退できたようだ。
8号鉢植え、予防殺菌剤として、ダコニール、エムダイファー、ビスダイセン、オーソサイドを2週間ローテーションで散布、3ヶ月に1度推奨量の1/2~1/3程度の緩効性化成を施肥。
挿し木バラの中には、かなり調子を落とすものもあった。
冬芽は吹くものの、その後の成長がまったくない。蕾はもちろん新梢も出ない。鉢をひっくり返して見ると、案の定コガネ子が食い荒らしていた。
この白バラは、木質部を残すのみで根がまったくない。よく見ると、表面に白くカルスを発生している。この株の真下に、写真にも写っているコガネ子が巣食っていた。
6月頭に赤玉小粒単用で植えなおした。ひと月たって、元気のいい新芽が吹いてきている。
一昨年、試しにやってみた接ぎ挿し。生きていた1本はその後の成長もなく、葉を一枚残した状態で越冬。そしてこの春、枯れてしまった。接いだ部分をみると、癒合した様子がない。単に接ぎ木テープでの密閉度がよくて枯れなかっただけかもしれない。
また、露地に直接挿しておいた赤バラも、ススキが生い茂るままに放置しておいたところ、負けてしまったよう。ひっこ抜いてみたところ数cmの根が2本確認できた。普通の環境であれば、いまごろ蕾が上がっていたかもしれない。
since 2007.8 by K-ichi
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