先だって確認した県境尾根のピーク、浅間山。現地表示では、山頂は愛知県側の新城市下吉田字浅間。なので表題は、@浜松ではなく@新城としている。
カシミールなどにより、この地では28日から今月2日にかけて見えると予想。結局晴れたのは、この28日だけだった。
しかもこの日は、梅雨前線が2時ごろには長野までかかっており、それが4時ごろに海上へ抜けるという、じつに際どいタイミング。そんな天気なので風が強く、真夏の低山ながら上着が必要だった。
機材は先日の撮影と同様、Caplio R2(f=135mm)でタイムラプス、ファミスコ60S+DVS2500HD(f=900mm)で拡大撮影、とする。
以下がその映像。
ダイヤモンド富士@新城市下吉田 浅間山山頂
ヘアピンからは登山道を歩く。風がかなり強く、上着を羽織る。漆黒の闇で、懐中電灯が唯一の頼り。足場はよくないが広めの登山道で、クモの巣などもなく、10分ほどで山頂に着く。
山頂はやや開けており、空も明るくなってきたので照明は要らない。
12宇の祠の東に、富士山覗き穴(パイプ)があり、その脇で撮影を開始する。
上空の雲は南東へ流れていき、富士山にはほとんどかからない。
低空の大井川あたり(?)に雲の列が発生。これは南に流れて行く。富士山から上に離れて流れるので、障害はなさそう。
4:33:24ごろ、日出。この時刻は、カシオのページや国立天文台のページで計算できる。
日出時刻に先だって上空の雲は白く変わり、時刻後には低空の雲が金色に輝き始める。ダイヤモンド間際には、富士山の影もよく判る。適度な雲や靄は好ましい。
山頂に地吹雪らしい様子も見える。
4:45:49ごろ、ダイヤモンド富士の開始。今回は、頂部と左脇が同時に輝いた。
この状況をカシバードで再現してみる。標高は地図を信じ、位置はGPSロガーの指す範囲内で調整する。気差1.55相当、太陽を12.08′下げると合致した。
縦目盛が間違っており、正しくは6.84′と判明。 (2016/1/4追記)
富士山頂までの距離は、カシミール一発判定計測で114km。以前の検証では、140km超で気差1.35、90km弱で気差1.75だったので、傾向としては合致する。
ちなみにちょうどこの日、紀伊半島の那智勝浦から富士山が撮影できたという話を、NHKの7時のニュースでやっていた。
前線南下とともに乾いた空気が入ってきたため、透明度が確保できたとのこと。
この後のダイヤモンド富士は、「山頂から単独で日が差す」という条件で、25日に竜頭山南登山口の南東路上(ストリートビュー)で、27~28日には竜頭山の東屋から見られる。謀ったように日曜が外れる。
富士山までの距離は、カシミール測定で83.5km。気差は1.8として確認した。
ぽってり山頂に乗っかった形が見たければ、日出は左の山腹からになるが、それぞれ直前の23~24日、26日あたりがいい具合。ちなみに同条件は、5月中旬にもあった。
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