since 2007.8 by K-ichi

金メッキは電気分解なので、とりあえず塩酸の電気分解をしてみた。

塩酸は劇薬なのでサンポールで代用する。
サンポールは、9.5%塩酸に界面活性剤(アルキルトリメチルアンモニウム塩)を混合したもの。他に香料、着色料なども入っていると思われる(記載はない)。
電極は、三菱鉛筆のシャープペンシルの芯。HBの0.5mmを使った。端から端まで約1.5Ω。
電源は乾電池2本直列で2.6V(やる気ナシ)、および12V5AのACアダプタ。

結果は、陽極から塩素、陰極から水素が出た模様。
2.6Vでは、電極先端からごく僅かにじわじわ発生する程度。12V電源では、電極全体から満遍なく出るが、さほど勢いはない。

陰極からの気体を試験管に集めて鳴らしてみたかったが、うまくいかなかった。界面活性剤のせいか、発生した気体が細かい泡になって液面に溜まってしまう。陰極付近に直に火の点いたマッチを近づけると、「ポポッ……ポッ…」と破裂音がする。一応、水素っぽい。
陽極からの気体は、臭いが判らなかった。嗅いでも嗅いでもサンポール。pH試験紙を陰極棒にべったり着けておくと、その部分の色がほんのり抜けた。一応、塩素なんだろう。

その後数分間、電気分解をし続けておいた。pHを測ってみると1未満のようで、塩酸としては健在のよう。

よく見ると陽極が割れてきた。さらに続けると細かく裂けはじめ、ついにはちぎれてしまった。液面あたりで折れ、その付近でぶくぶく泡を立てて反応が進む。陽極棒はさらに砕けながら沈んでいく。

ふとビーカーの口を見ると微かに白煙が見える。嗅ぐと塩素臭。液中で発生した塩素は、かなりの部分が液中に溶け込んでいたのかもしれない。

シャープペンシルの芯は、黒鉛に樹脂を混ぜ、練って押出整形し、焼成し油浸して作られる。樹脂は炭化してしまうので、炭素棒に油がしみこんだ状態。陰極側はなんともないので、塩素が油に作用し、内部まで塩酸が浸透し、内部で気泡が発生して分解したのか、などと想像する。

参考

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