since 2007.8 by K-ichi

先日、ADSLモデムを買い換えた。
左の青紫が、今まで使っていたMS II、右にそびえる白い巨塔が購入したMS5、脇のは比較のためのフィルムケース。

当初は1.5M、その後12M(モア)と契約移行したフレッツADSL。2002年暮れに12Mに移行するにあたり、MS IIモデムを買い切ることにした。当時はレンタル料が550円/月で、2年弱で元が取れる計算。あれから6年、元は取れたが調子も狂ってきた。

昨年夏ごろ、ときどきリンクが切れているのに気付いた。不定期に不定な時間(数分のこともあれば数時間のことも)、リンク切れとトレーニング(再接続)を繰り返す。リンクすれば8~9Mbpsでつながるのだが、15秒ないし1分程度で切れてしまう。
かつては6PTタイプ1型保安器問題が騒がれていたが、それは確認済み。新たなISDN回線との干渉も考えたが、モデムのログには深夜早朝に数時間、といった通話ではなさそうな記録も。また12Mタイプでは、そもそも対策が講じられているらしい。
9月に入るとかなりひどくなり、とりあえずG.lite(1.5Mbps)設定では切れないので、この状態で「故障問い合わせ(0120-248995)」に連絡。結局、局側で5Mbps(5024kbps)に制限し、様子を見ることになった。「6Mbpsとか7Mbpsとかじゃダメ?」と粘ってみたが「3割ぐらいは絞らないと効果がないよ」とのこと。

12Mbps契約なのに絶対5Mbpsしか出ない、というなんとなく理不尽さを抱えながらも、「ベストエフォートですから」の殺し文句に反論するすべもなく、それでも問題は出ないのでヨシとして使っていた。
が、再び夏。再発。

今年7月。こんどはG.liteの呪文も効かず、一日のかなりの時間で切断&トレーニングを繰り返していた。使いものにならないので、不具合の起こっているタイミングで故障問い合わせへ救助要請。局側制限めいっぱいの224kbps制限としても1分持たず。このとき初めてモデムの不具合の可能性を指摘された。モデムか回線か、問題の切り分けのために技術者を派遣(¥4,500-)したい、とのこと。
おっちゃんのデリバリーに4500円は高いので、とりあえず自分で切り分けをすることにした。近所の問題の出てないフレッツユーザ宅で、モデムをつながせてもらう。……切れる。やはりモデムのようだ。

経年劣化を疑い、開けてみることにした。

ネジは*型をしたトルクスネジ(ヘクスローブ)4本。立てた状態で右面四隅にある。中央突起がないタイプなので、細めのマイナスドライバーでも回せる。底面のゴムは接着されているのでこれも剥がす。爪は前面下台部1箇所、および上面の端2箇所の計3箇所(写真緑印)。立てた状態で右面がオス。

開けてみるときれいな4層基板。ファンの類がないのでホコリもなく、コンデンサの膨張、液漏れなどもない。錆びもパターン切れもハンダ劣化も見当たらない。まさに新品同様の状態。

写真右側が通常使用で上になる。背面の端子類は、左からACアダプタ、アース端子、LANポート、リセットボタン、モジュラージャック。
基板の左1/4ほどでスイッチングレギュレータを構成。基板中央部がADSL処理のデジタル部。LANポート左下の小さな正方形がRealtek製のLANコントローラ、その右の(03)シールの長方形が富士通製のフラッシュメモリ、左下の縦長長方形がhynix製64Mbit SDR-SDRAM、その右のCマークの大きめな正方形が、ADSLのデジタル部を担当するCentillium製のチップ。基板右1/4ほどは電話に関するアナログ回路で、一番手前にある小さな正方形がCentillium製のADSLのアナログ部を担当するチップ。

触ってみると、Centillium製の2チップだけ異様に熱い。火傷をするレベルの熱さ。熱暴走を疑い、扇風機をあてながら使ってみることにした。
箱に収めるとやや不安定なので、剥き出しの状態で風に当てながら確認。室温は20℃台後半。扇風機を当て始めて10分ないし20分ほどで、リンク切れがおさまる。1週間様子を見たところ、2度現象が発生したものの、かなり安定に接続を維持。ainex製の小さなヒートシンクフィン(HM-14 W13xD13xH6 ¥533-)が手に入ったので、それを貼り付けて箱に収めてみると、これでも安定。扇風機無しでもいける。
これはもしや、と5Mbps制限解除をしてもらったが、まともにつながらなかった。残念。

銀行他、お金に絡む用途にも使うので、ここで諦めて新しいモデムを買うことにした。
モデムが届き、5Mbps制限も解除してもらい、現在は8Mbps後半で安定に運用している。

古いモデムの用がなくなったので、ケースから出し、ヒートシンク近くにCPUファンをつけて強制冷却しながら接続を試してみた。ヒートシンクは触っても暖かさも感じないほどで、十分冷えている。
結果は惨敗。局側5Mbps制限があるときは接続を維持できたのだが、無制限では6Mbps中盤でリンクして玉砕、を繰り返してしまう。G.lite固定設定では1分2分程度は維持できることもあるがが、これもやはり切れてしまう。

不具合の原因ははっきりしないが、昨秋と比べても確実にモデムが劣化していることと、局側の帯域制限は有効であることは分かった。

0 件のコメント:

コメントを投稿

※ コメントは管理者の確認後に表示されます

関連記事


この記事へのリンク by 関連記事、被リンク記事をリストアップする」記事
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ブログ アーカイブ