since 2007.8 by K-ichi

バラは肥料と消毒が欠かせない。

基本的には、手をかけないで生きる力に任せる方向なのだが、野ざらしでそれなりに育ち咲かせるには必須のようだ。
施肥は2ヶ月に一度。等量配合の緩効性化成を、推奨量の半分程度与える。何もやらないのと比べると、花の着き、大きさに雲泥の差が出る。
薬剤散布は、夏場は月2、春秋は月1程度。ベンレートサプロールダコニールの殺菌剤をローテーションさせている。昨年まではベンレート一本だったが、耐性が付くということで今年から変更した。単に野ざらしで育てていると、葉がなくなるほどに罹患してしまうが、散布したことで、うどんこ病は皆無に、黒星病も気にならないレベルにまで減った。(黒点病、黒斑病などと言われることもあるが、バラは黒星病)

ところが昨年に比べると、黒星病への成績が悪化した気がする。よく観察すると、ダコニールが効いてないようだ……というより、ダコニールによって引き起こされている風に見える。散布後、部分的にまたは点状に黒変し、やがて全体が黄変して落葉する。まさに黒星病的症状。
ググってみると、ダコニールによる薬害もあるようだ。展着剤を併用したり高温時に散布したりすると出やすいとのこと。前回散布は1週間前。展着剤はそもそも使ったことはなく、また気温も夏日には達していなかったはず。株によっても差があり、少し注意が必要なのかもしれない。
散布後に白くなって「消毒した」成果が目に見えるのは、嫌いではなかったのだが……

以下はすべて切り花の挿し木なので品種は不明。
写真は、黄変に至った葉はすべて取り除いたあと。

赤い縁取りのオレンジの株。

もっとも痛んだ株。もともと生長が旺盛でないせいもあり、なおさら痛い。全体に変色がおきたが、スポットができつつも緑のまま残っている葉もかなりあるので、なんとか咲いてくれるだろう。

白の株。赤いラインが放射状に数本入ることもある。

これも部分的に正常を保った程度で、オレンジに次ぐ痛み方。株の伸びはよく、花も大きなものを着けるが、打たれ弱いイメージ。

それ以外の株では、紫とクリームは過半は正常のまま残った。ピンクは被害は少なく、真紅はほとんど影響が出なかった。

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