日経新聞報道による電池2題。
パナソニック(旧松下電器)は、従来の半分の容積の燃料電池を開発した。
現在ノートPCで使われている、リチウムイオン電池との置き換えを狙ったもので、同等の270ccの容積で平均10Wを出力する。内蔵のリチウムイオン電池を併用することで、最大20Wまで可能。高濃度メタノールを燃料とし、50ccで5時間駆動。
また別タイプとして、マルチ充電器も用意。文庫本サイズで、USBポート経由で各種モバイル機器のモバイル充電を想定。
ともに2012年の商品化を目指す。価格は未定。10月22日から開かれる水素エネルギー先端技術展2008に参考出展の予定。
さらには、リチウムイオン2次電池自体のブレイクスルー。
出光興産は全固体電池(日経による仮称?)の試作に成功した。現在は基礎研究の段階。来春にも展示会で紹介する。
リチウムイオン電池は、電極間に電解液を使っているが、これを新材料の、硫化リチウムを主成分とする粉末に置き換えた。すべてを固体化することにより、高容量化、低コスト化の可能性が高まるという。電気自動車分野では、現在の7倍の容量、40倍のコストパフォーマンスが必要とされている。
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