ちかごろ、マグニチュード6クラスの地震が続いている。9日の東海道南方沖に11日の駿河湾、そして先日13日には八丈島東方沖でも起きた。
八丈島の地震は、気象庁の地震情報では、震源の深さは40kmとなっているが、報道発表資料では57kmに訂正されている。その他情報からすると、フィリピン海プレートに潜った太平洋プレート内部で起こったものらしい。9日のものも同じプレートだが深さがまったく異なり、それぞれに、また東海地震とも直接の関連はないとの結論。
ちなみに今日は、石垣島近海で朝と夕で連発した模様。
そんな中、日経新聞(16日朝刊)に、大規模な調査を開始する、という記事があった。(NIKKEI NET版の同記事)
日米の研究機関や大学が組み、'10~'13にかけて南海トラフで掘削調査をするという。南海トラフは、ユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込んでいる部分。東海・東南海・南海地震に関わる、いわば巨大地震の巣。紀伊半島南東沖で、2枚のプレートを貫くように6~7kmの深さまで掘り、ひずみなどを直接調べるとのこと。
この調査に関わる海洋研究開発機構は、現在も同様の調査を進めている最中のようで、プレスリリースには、1.6km程度掘り取り調査した結果などが報告されている。
統合国際深海掘削計画(IODP)
・2008.2. 5 ステージ1終了
・2009.4.20 ステージ2など計画発表
・2009.6.26 ステージ2掘削開始速報
・2009.7.30 ステージ2掘削実施速報
・2009.8.17 ステージ2解析結果速報
2番目の「計画発表」からすると、日経の記事は「ステージ3」の話かもしれない。
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