since 2007.8 by K-ichi

第45回衆院選が行われた。先日の解散から目いっぱいの40日。各局、特番開始早々から民主圧勝を伝えている。
当確打ち出しは、テレビ朝日日本テレビTBSフジテレビNHKの順に早いようだ。ときどき当確取り消し誤報もあるので、早ければいいってものでもないが、チャンネルを選ぶ動機にはなるかもしれない。

投票済証記事
浜松市北区版投票所来場カード(投票済証)
8月4日付、日経新聞文化面に、コレクターの話が出ていた。近藤敏彦さんは「投票済証」の収集家という。ほかに箸袋などもやっているらしい。紙面には、小さなモノクロ写真ながら、立派そうな証書たちが載っている。

この証書、法的根拠はなく、選管が任意で発行しているという。大昔、投票日が平日だったころには、会社へ証明のために提出したとか、さらに大昔には、公民権行使の誇りとして玄関に飾ったとか、そんな歴史もあるらしい。最近では、組織が証書の提出を求めたとか、商店街のセールに使っているとか、ホテル宿泊料割引があるとか、あらぬ使われ方もされているよう。とりあえず身近では何もないようだが。


そんな証書があることを知り、今回初めてもらってみた。

誰ひとり足を止めずに出口へ向かう中、
「すみません、投票済証ってありますか?」
「え? あ、証明書、ですかね。えと……これです」
テーブルの傍らに、20枚ぐらい適当にほかされている黄色い紙たち。
「何枚要ります?」
「いや、1枚でいいです。」
何枚でももらえるようだ。
投票済証ではなく「投票所来場カード」とある。つまり、誰でも何枚でも、来ればもらえるのかも。

やや厚めの薄黄色の紙にモノクロコピー。ドットが見える解像度で作られた名も知らぬキャラクタ。縁にはわずかに切り取り線が見え、大判に複数枚印刷して裁断したことがうかがえる。判子すらないコストを切り詰めたおよそ6cm*10.5cmのその証書には、かの行革審の意気込みが反映されているのかもしれない。

ちなみに行革審会長の「ドン」は城内氏を推していたようで、当確後の挨拶シーンがテレビに映っていた。前回は城内を切って捨てたのではなかったか。
ともかくも、「民主の風は7区には吹かず」と候補者本人が言うように、2位以下をダブルスコアの勢い。集票力があるのか、勝ち馬に乗るのが上手いのか、いずれにせよドンはまだまだ君臨しそう。

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