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広告。
人を振り向かせるためにはインパクトが必要であり、それゆえ強い反感を買うこともある。商用広告では特に、そんなクレームに敏感で、しばしば差し替えや撤退がなされる。



このCMがどうなったのかは知らないが、やはり文句は出ている。

放送内容などを管理する民間団体BPOでは、意見の一部をさし障りのない形で公表している。そのサイトの右にある、視聴者からの意見を読むがそのリンク。「コバエがポットン」のCMに関してと思われるものもある。
•"中年女性が店に的外れなクレームをつける"という内容の殺虫剤のCMは不愉快だ。私は飲食店を経営しているので、今後このCMを真似してクレームを言ってくるお客がいるのではないかと心配している。視聴者の中には、このような見方があることをスポンサーに伝えてもらいたい。
生活がかかっているのだろうが、このレベルで心配していては持たないのでは、と心配してしまう。ともあれ、いつも斜に構えたCMを打ってくれるキンチョーにはエールを送りたい。
「去年買った『コバエがポットン』がぜんぜん効かないんです。大問題ですよね。」というような「ありがたいご意見」は、もう受けただろうか。



微妙な言い回しにも指摘が入ることがあるらしい。

この後半のもの、「お食べなさい」がいつの間にか「召し上がれ」に声だけ差し替えられていた。後継バージョンでも「召し上がれ」となっている。上から何様? という意見があったらしいが、真相は不明。

事なかれ主義でさっさと差し換えるフジッコのような方針は、多くの企業の採るやり方ではある。




多くの残念な痕跡を集めた映像集。

作り世に打って出た以上、責任とプライドを持って多少の逆風は受けて立つ……ような気はないのだろう。もったいないCMも結構ある。

7分過ぎには、震災後にかき消された「♪ えーしー」が聞ける。
•ACのCMがあまりにも多い。内容はいいとして、ニュースを見ている限り、どこの番組でも何度も何度も連発で「えーしー」「えーしー」と耳障りだ。中越地震の被災者だが、当時はこういう嫌がらせのような何度も何度も連発しての不快なCMはなかった。

•ACジャパンのCMが「しつこい」「不快」などのクレームが発生していることを知った。私もこれらのCMをよく目にしたが、不適切な内容とは思わなかった。これが営利企業のCMなら自粛したらと思うが、内容はマナー向上や病気予防を訴えるものだ。クレームは大人げない人による八つ当たりだ。
可と不可を並べて、なるべく中立になるように配慮したのだろうか。2つの意見が並んでいた。
国難級とも言われたこの震災。「耳障り」なレベルにまで自粛が浸透してしまった状況を、ご意見者はもう理解してくれただろうか。


BPOへの意見を眺めていると、真っ当なものはもちろん多いが、勘違いやクレーマー認定したいものも少なくない。毎月毎月投稿する、パチンコ潰しをライフワークにしている人もいる模様。



パチンコの是非はともかく、なかには渋いCMを打つパチンコ屋もある。

コンコルドCMのページ)は、静岡県民であれば、パチンコ屋であることは知らなくてもCMを知らない人はいない。ちなみに隣県のコンコルドとは別物。

この「コンコル道を往く者」シリーズは、ACC2005 45th CM フェスティバル・ゴールドなどを受賞している。藤木孝さん出演、(株)ダン製作。
ちなみに2005年は、資生堂finoで本間さんも入賞



「コンコルドへの道」シリーズ。いまは亡き深浦加奈子さん出演。
翌年、ガンで逝去された。このとき既に闘病中だったのかもしれない。



「娯楽仮面コンケルド」シリーズ。知的美人の石橋けいさん出演。



ほか、YouTube検索Google動画検索でも、いくつか見られる。
コンコルドのCMは、「元静岡のテレビっ子が反応する動画集」という作品のトリにも使われている。

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