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サラリーマンには縁遠い確定申告。アベノミクスとやらで利が乗り、軽減税率が終わる(PDF)こともあって、利確し、申告を済ませた。

いくつかの証券会社で、一般口座で取引がある。4~5年前からささやかに仕込んだもののうち、利幅の大きいものを売却した。とはいえ、ここ数年の低迷期に日経平均などを積み立てていれば、同程度の利益が上がっているはずなので、あまり褒められた成績ではない。
第一次安倍内閣に始まる年替わり内閣が続き、残念な民主党政権がそれを継ぎ、復活した第二次安倍で噴くのだから、何が起こるか分からない。

とりあえず、繰越控除が可能なエルピーダ分を申告してなかったので、平成24年分の期限後申告と、昨年分の分離課税分の申告をまとめて行うこととした。


国税庁のサイトでは、申告書等を作成できる。その文書は、電子的に送ったり、印刷してそのまま提出したりできる。


単独の別画面が起動
国税庁のページの左のリンクリストから、確定申告書等作成コーナーページへ飛ぶ。
飛んだ先の上の方にある確定申告書等作成コーナーと書かれたリンクを踏むと、⇒ 申告書・決算書・収支内訳書等 作成開始というデカいボタンが表示され、ここから作成できる。
進めると、ブラウザが単独の別画面に切り替わる。

まず、e-Taxか書面提出かを選ぶ。
e-Taxは、作成文書を電子的に送るシステム。いろいろ良いことが書いてあるが、住基カードの発行(500円、10年有効)や電子証明(500円、3年有効)などの手続き、ほかにカードリーダも必要になる。迷わず書面提出とする。

ブラウザやプリンタの設定確認をしたのち、作成する文書の選択になる。株等で得た利益の申告はピンクの項目、所得税及び復興特別所得税の確定申告書。過去の申告(期限後申告)をする場合は、このページ下部にある各年分の申告書作成リンクへ飛ぶ。その先では同様に、ピンクの項目を選ぶ。
次の「申告書の選択」では、株式譲渡の損益なので、真ん中のピンクを選ぶ。再びe-Taxにするか否かなど聞いてくるが、どんどん進める。

申告したいのは、分離課税の所得に分類された、株式等の譲渡所得等。隣の「入力する」ボタンで進む。
「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を作成する。のラジオボタンをオンにすると、前年からの繰越損失の有無、特定口座か否か、などを聞かれる。
一般口座の場合は、次のページで合計金額等を聞かれ、その次のページで個別銘柄ごとの詳細を入力する。数量(株数、口数)、譲渡先名称(証券会社等)、収入金額(売却額)、取得費(取得価額)、譲渡手数料を入力するが、銘柄は聞かれない。入力が終わると確認画面になり、ふたたび初めの「入力する」ボタンが並ぶ画面に戻る。
確認画面で計算が合わないと、エラーメッセージが表示される。計算の結果、損失になる場合は、翌年以降に繰り越す金額の確認画面も出る。

申告したいのはこれだけだが、念のため給与所得も入力しておいた。年末調整済みの源泉徴収票があれば、それを入力するだけ。新たな支払いなどはない。

進めると、各種控除の入力ページになる。最終の計算結果確認ページを見た後、住所氏名等を入力。最後に、作成された書類の印刷ページになる。PDFファイルになっているので、「帳票表示・印刷」の際に保存もできる。

入力に際しては、各銘柄の数字が必要になる。
基本的に売却時の取引報告書で事足りるが、取得費は購入時に遡って確認する必要がある。単に「購入」しただけなら総額で計算できるが、売買を伴って取得価額が変化する場合は、すべての取引を把握しておかなくてはならない。

印刷した書類には、あとから記入する箇所もある。「申告書B第一表」には押印、「納付書送付依頼書」(口座引落依頼)には、署名と2箇所の押印が要る。「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」2面には、一般口座での取引銘柄の一覧が印刷される。空欄になっている、譲渡日、銘柄、取得日についても、一応手書きで埋めておいた。証券会社からの取引報告書は添付していない。

給与所得の源泉徴収票は原本を添付せよ、とあるので貼っておく。


青いモノリスが時間外文書収受箱
(Googleマップ ストリートビュー)
印刷した書類一式は、郵送や申告会場で提出する。税務署には「時間外収受箱」というものがあり、そこへ投函することもできる。休日深夜早朝、いつでも提出できるので、今回はそれを利用した。

浜松市北区などを管轄する浜松西税務署は、ヤマダ電機の向かい、浜松合同庁舎内にある。建物入口には、青い箱が立っている。ストリートビューでは文字が読み取れないが、「浜松西税務署専用 時間外文書収受箱」などと書かれている。

投函したところ、中で別の書類に当たる音がした。あとは「お尋ね」の電話が掛かってこない事を祈るのみ。

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