昨朝の猛烈な雨が上がったあと、ふと目をやると風車が回っていた。強風のためか、かなり威勢がいい。最高1回転/3秒というので、かなりそれに近い速度。2号機以降は相変わらずほぼ停まったまま。1基だけによる試験運転が始まったのだろう。
日曜は休工だし、天気も良いことだし、と飽きもせず出向いてみた。
電柱配線はすべて済んでいるようだが、回っているのは1号機のみ。ブレードの角度を運転モードに切り替え、ウイングレットを風上に向けている。
いままでゆったり佇んでいるだけだった風車には、その大きさには驚きながらも、青空を背にした白い姿からは安らぎすら感じられた。しかし実際に動いてみると、豹変し120mから40mへブレードを振り下ろすその姿に恐怖も覚えた。
甲高い風切り音こそないものの、「ぶぉぉぅ」という空気を掻き分けるその音は、初めて見る者を威圧する。これがいわゆる「低周波騒音」の元なのだろう。風車の直径は82mなので、ざっと計算すれば、翼端部は最高310km/hほどにもなる。音が出ない訳がない。
また雨の日には、ブレードを伝った滴が特定の場所めがけてまとめて落ちてくる。雨天時、回転が遅いときに風車付近を歩く際には、突然の水の襲撃に気を付けたほうがいい。
映像の内容は、【昨夕の遠景】【変電所の様子】【停まっている2号機~1号機】【試運転中の1号機】。
送電が始まっているので、変電所では120Hzほどの唸りが聞こえる。1号機の風切り音も入っている。このときの翼端は285km/hほどだろうか。
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