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9/11 ツルマメとヤブツルアズキ 自生種に、小豆の原種、大豆の原種といわれている種がある。前者はヤブツルアズキ(右)、後者はツルマメ(左)という。9月ごろ咲き、10月末頃から順に熟していく。


9/11 ヤブツルアズキの葉 9/27 ヤブツルアズキの花 9/27 ヤブツルアズキの若実 10/25 ヤブツルアズキの完熟
ヤブツルアズキは、やや水気の多い地に生える。蔓性で3出複葉。大きな中央の小葉は3裂、側葉は2裂する。黄色いゾウが鼻を曲げたような複雑な形の花を穂状に着け、やがて細長い棒状の鞘を実らせる。緑の莢は熟すと黒変し、乾燥した昼間に莢を割り、種子を弾き飛ばす。ひなたぼっこをしていると、「ペチ! バララ……」と、ばらまいている音が聞こえる。莢の短辺側を上に置くと、莢は左右に割れ、両手で掬い上げるように、右片は右回転、左片は左回転で捩れて、種子を弾き飛ばしている。蔓で実が小さめである以外は、小豆によく似る。
似た花でノアズキというものもあるが、こちらはクズを小さくしたような四角い小葉を着け、莢も平たい形状になる。


9/11 ツルマメの葉 9/11 ツルマメの花 9/27 ツルマメの若実 11/22 ツルマメ完熟
ツルマメは、あまり場所を選ばず、空き地のフェンスなどにもよく見られる。蔓状、3出複葉で、小葉は長卵形。花は紫色でかなり小さく5mmほど。葉脇に短く穂状に着く。まさに枝豆の縮小版である形状の莢を着ける。完熟すると褐変し、乾燥した昼間に種子を弾き飛ばす。弾け方はヤブツルアズキと基本的には同じだが、莢が太く短い分、より遠くへ飛ばせるよう。こちらは「パチンッ! パチンッ!」と大きな音を立てる。若いうちに枝豆同様に試食してみたが、味も風味も遜色ない。ただし子葉部のみ痩せた風で全体に小ぶりであるため、食べではない。蔓状で実が小さい意外は大豆に似る。



他にも、クワイはオモダカが近縁という。小ぶりだが齧ってみると十分それっぽい。キウイはサルナシ、こちらも美味しい。イチジクの近縁のイヌビワも、小ぶりで甘さ控えめながら食べられる。ソバは帰化植物のシャクチリソバが近縁らしい。これは若芽も食べられるとか。ダイコンの逸出といわれるハマダイコンは、浜名湖にもたくさん生えているが、これは猛烈に磯臭くて食えなかった。さらにムギはカラスムギ、ホップはカナハラソウ(近縁カナムグラ)が原種という。
オモダカとツルマメをつまみに原種ビール、なんてこともできるかもしれない。

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