2chradioより
各社報道をまとめてみる。
北朝鮮の開城(개성)工業団地に進出する韓国企業123社は、配給されているチョコパイの数の基準を設けるよう、工業団地管理委員会に申し入れた。
チョコパイは当初、従業員の午後の間食として2個程度が配られていた。北では貴重品のため、ほとんどが家族用などとして持ち帰られている。配給は各社間競争により徐々に増え、いまでは平均で5個程度、なかには成果給として10個配る企業も現れた。
最近では、韓国製チョコパイの人気が高まり、闇市場も生まれているとみられる。配給が実質的にはボーナス給となっており、その差が生産性にも影響を及ぼしている。配給を止めれば反発は必死であり、横並び基準を設けることでこの弊害を回避したい、という思惑だ。
また、労働者側がチョコパイに替わり現金支給を要求した、という話もある。これは、北の当局が外貨獲得のため、および韓国製チョコパイの拡散によって南への憧憬が高まるのを防ぐために要求させた、とみられる。
ちなみに、労働者の平均月給は105ドル(8000円)、チョコパイは300ウォン(20円)たらず。換金額は月給の1/6に達するともいわれる。
数字を鵜呑みにすれば、その額1333円。10個売ったとすれば単価133円。最もポピュラーらしい赤いチョコパイは、12個入りで3000ウォン前後なので換算すると200円。単価にして17円。
どこまで信用していい数字なのか判らないが、かなり高騰はしていそう。
この赤いのを日本で買うと、箱で400円ほど。単価33円と倍額になる。また単純比較はできないが、日本製品は単価40~50円あたりが多い。
チョコパイといえば、韓流ドラマ「ありがとうございます(고맙습니다)」が印象に残っている。
輸血でHIVに感染した少女イ・ボム(이봄:서신애)と、シングルマザーとなってしまったイ・ヨンシン(이영신:공효진)、認知症を患いながらも家族の心の支えになっている祖父のMr.Leeことイ・ビョングク(이병국:신구)。そこへ流れ着いて同居することになる医師ミン・ギソ(민기서:장혁)。
舞台は保守的な田舎の島。それゆえの人の温かさと、それが裏返ったときの強烈な差別偏見。天真爛漫で元気よく、でも厳しくHIV対策を教え込まれたポム。いくつもの重荷を背負いつつも、他人を責めることなく感謝の気持ちを忘れず、明るく気丈に振舞うヨンシン。BS11曰く「心温まる大人のための童話」がぴったりくる作品。
Mr.Leeはチョコパイが大好物。終盤、死期を悟ったMr.Leeが、「チョコパイ100個買ってくれ」と言い出す。箱買いし、その足で島の家々を廻り、最期のお礼にと夜中にこっそり配っていく。支えてくれた人はもちろん、酷い仕打ちをした家にも分け隔てなく……というシーン。
ここでは最も歴史のある、オリオン(오리온)の情(정)が使われていた。
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