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チャノキを露地に下ろす
常緑樹は、春先に植え替えをする。チャノキの適期は4月らしいが、すっかり春めいてきたので、今日露地に下ろすことにした。

2011年5月に採穂、挿し木したもので、少しでも大きくしてからと思い、7号平鉢に植えたままにしてあった。
8本ほど挿して着いていたが、残っているのは5本。大きく育つどころか数が減ってしまった。1本は保険に鉢に残し、4本を生垣予定の場所へ。土壌は黒土。特に土質改良、施肥などはせず、根はなるべく崩さず、そのまま植え込んだ。


引っこ抜いた棒切れ
じつは挿し木と同時期に、ここに親木を植えていた。

パワーショベルでぞんざいに掘り取られたそれは、申し訳程度のヒゲ根とぶち切られた直根、といった状態。素人がやってももう少し上手くいくだろうと、文句の3つ4つぶつけたくなる無残な有様だった。
しばらく水に浸けた後、深めに植え込み、水鉢も作り、そこそこの頻度で水やりもしたつもりだったが、結局炎天下に耐えられず。枯れたまま放置されていた。


生き残ったチャノキ表皮
植え込んでからほぼ丸2年。植え付けのために、枯れ切った棒切れを引っこ抜く。

捻じ曲がった棒切れに、黒土の泥がべったり付いている。根らしきものは見当たらず。発根に至らなかったか、枯れたために腐ったか。とりあえず現場検証のために、シャベルで掻き落とすなどしてみる。

表皮が一部めくれると……白い。それも生気のある白さ。この部分は、まだ生きていたらしい。
地上部は完全に枯れ、地下もかなりが枯れて表皮が無くなっている。よく洗って見ると、斑に残った樹皮のうちの半分は、赤らんだ色をしている。


フユイチゴに見守ってもらう
発根も発芽もない、地下に完全に埋もれていたここは、ジリ貧で死ぬ運命だったのかもしれない。
でもせっかくなので、新品の赤玉土を奢って、生きている部分がわずかに地上に出る程度に植え込んでおいた。

フユイチゴの看病が奏功すればよいが……

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