当日のルート予測は、1時間でまとめたざっくりしたもの。おおむね合致して見えたが、念のため精度を上げて作り直してみた。
打ち上げ計画書を800%で表示し、飛行経路画像を保存する。画像から、緯線、経線、縮尺と、各ポイントの中心を読み取る。
射点(内之浦Mセンター)はかなり正確に判るので、これと画像から読み取った値とを比較。差分を割り出す。
各ポイントを緯度経度に換算し、前述差分も加味する。飛行計画表の高度情報とともにカシミールにてプロット、画像化。そしてAviUtlで合成する。
2段目燃焼開始付近までは、かなり合致するようになった。
2段目は全体に上ぶれしているが、飛行ルートを滑らかな曲線で結べば、かなり似てきそう。燃焼終了位置もいい感じ。
同志を探してネットを浚ってみると、遠方から眺めようという人はいくらかいた。
奈良(大和オヤジのサイクリング紀行)や関東(ロケッこがゆく)からの報告が見つかった。後者には3段目燃焼の写真もある。
東海地方からの報告は見当たらなかった。
結論としては、あの光跡はイプシロン2号機の打ち上げで間違いなさそう。
ちなみに赤線はH2Bの予測ルート。
最初の折れ線がSRBの燃えている期間。次の折れ線がフェアリング分離まで。一番長い部分が、メインエンジンの燃焼終了まで。
2番目と3番目は、メインエンジンのみで飛行しているので、このような折れ線にはならないだろうが、これに倣った曲線状に飛ぶはず。
射点がより南で、南よりに打ち、SRBは高度53kmまでしか飛ばない。71kmに達するイプシロン1段目よりだいぶ低い。水平線は折れ線一本目の中間付近なので、相当に好条件でないと難しそう。
メインエンジンの光が見えるのなら、仰角は低めながらも確認はできそうだが……ロケットは向こうを向いており、もしかしたらもしかするかも。
以下にソース画像などを貼っておく。
一枚画像では雰囲気が出ないので、紙芝居(スライドショー)的な動画を作ってみた。
右下の明るい集落が井伊谷、その向こうが浜名湖、地平線が湖西市。左フレーム外に浜松市中心街。
ロケットは、浜名湖の右脇山並みから出て、浜松市上空へ上がっていく。
3段目は撮らなかったが、2段終了から3段開始まで2分近くあるので、写角移動も十分できた。次回の宿題としたい。
イプシロン2号機打ち上げスライドショー映像
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