ふと足元に転がっていたドライフルーツ。
やや暗い唐辛子色。しわしわで軽い。嗅いでみても悪い感じはしない。齧ってみるとそこそこ甘く、歯応えはちょうど干し柿様。見上げると、どうもナツメの木らしい。
干されているのでジューシー感は乏しいが、エノキ、ムクノキなどのようなボソボソした風ではない。皮は剥けないが、さほど気にならない。もとは長径2~3cmほどの楕円体。生は食べられなかったが、結構イケそうな気がする。
持ち帰ってタネを取り出してみる。
果肉離れは非常に悪い。果実の長径方向いっぱいにタネが入っている。基部(ヘタ)を上にして、やや下膨れ。それでいて急激に細まって、お尻の辺りは棘のように細く尖る。この実を丸呑みした鳥獣の内臓を傷めやしないかと思うほど鋭いものもある。明るい茶色で、縦方向にランダムにしわが入る。ニガウリに似た形。
さっそく播いておく。
since 2007.8 by K-ichi
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