since 2007.8 by K-ichi

日曜に浜松市最高峰、中ノ尾根山(2296.4m)へ登ってみた。遠州地方での最高点と言う場合もある。
ちなみに、かつては浜松風力発電所9号機脇の394.1mが最高点だった。

R152を北上、水窪市街へ向かう。土産物店「国盗り」などを横目に、初めの信号を右折して水窪ダム方面へ進む。ちなみにこの土産物屋、早朝夕方には閉まっているので、利用する機会があまりない。せめて18時ぐらいまで開いていれば……
右手に水窪川を見ながらしばらく走り、卜字路は直進。ダムへはここを右折する。
山王峡温泉の脇を通りさらに北上。温泉のあたりだけ川の東岸を走る。水窪川もだいぶ細くなり、大きな岩がゴロゴロとし始める。やがて逆卜字路に着く。左折で草木トンネル方面、直進で白倉林道になる。


白倉林道ゲート 白倉林道は、しばらくは舗装路が続く。バスの終点、大嵐おおぞれを過ぎ、三叉路の向こうからダートになる。20分ほど走ると通行止めゲートに着く。手前に広場があり駐車できる。水窪市街からは所要45分。
泊まりの渓流釣りらしき人たちが、火を起こしていた。

中ノ尾根山登山口は、このゲートからさらに9kmあまり林道を行った先。工事車両以外は入れないので、普通は歩くしかない。往復18kmの林道歩きは堪えるので、自転車を持っていくことにした。ちなみに原付きを持ち込んだ釣り人もいた。
標高差600m強。平地以外は曳いて歩くことになり、徒歩と変わらない速度になってしまった。


ヤマブドウ まだ日は低く、朝日に照らされた羽虫(?)の舞が幻想的。紅葉にはまだ早く、目立ったところでフジアザミが咲いていたぐらい。ヌルデの実を舐めながら林道を行く。

西俣沢にかかる白倉橋付近から、ヤマブドウが非常に多くなる。平地では、川原を埋め尽くすのはクズと決まっているが、ここではヤマブドウとサルナシが競うようにはびこっている。
ヤマブドウは、よく実ったものでは、房の大きさ、粒の大きさはデラウェア並。ただ、柄は太く、皮は厚く、種は大きい。甘みはあるが酸味が強い。


白倉林道最奥部広場
3時間かけて9kmあまり先の最奥部へたどり着く。二十一林班休憩所とあるトタン小屋があり、かなりの広場になっている。遠景はほとんど見えないが、周囲の山並みが一望できる。小屋の脇に登山口の標識があり、申し訳程度の山道が始まっている。
写真右端の青い小屋が休憩所、その脇が来た道。白い傾いた立て札は、浜松北高による登山口案内板で、そこから登る。画角は、山が間近な北面を除くおよそ300°。

中ノ尾根山登山道1 スーパー林道絡みの整備された山とはうって変わって、これが最高峰へ続く道なのかと心配になる心細い道。

よく見ると、針葉樹の林だが、植林ではないモミツガ類の自然林。そして下草はササ。標高はすでに1500m。竜頭山やら常光寺山やら野鳥の森やらより高くに来ている。そのへんの裏山とは、ちょっと毛色が違う雰囲気。


中ノ尾根山登山道2 そして、道がなくなる(苦笑)。


中ノ尾根山登山道3 どうやら、登山道に沿って大木が倒れたようで、これといった踏み跡も見られず、適当に見当をつけて迂回。さっそく背丈超のササ藪を漕ぐ。


中ノ尾根山登山道4 中ノ尾根山登山道5 中ノ尾根山登山道6 いきなりの試練の後は、歩きやすい道が続く。踏み跡がばらけるところもあるが、緩い尾根を歩いているので迷うことはない。


中ノ尾根山登山道7 高度が上がってくると再び試練。道がほとんど判らないササ原歩きになる。

左の木の左の、わずかな凹みが道。そしてこの崩落地ギリギリにずっと続く。
踏み跡を無視して、あえてササの海に飛び込んでいった方が安全なところもある。

標高が上がるにつれ、せいぜい膝丈だったササが背丈を越えてくる。気付くと、衣服が濡れている。午前中は青空すら見えたのに崩れてきたよう。ササに露がついている。


トリカブト 途中、巨岩に出会う。迂回路にはトリカブトが群生していた。開花~若実といった段階。
延々ササを掻き分けているなかで、一息つける深青。

花の終わったツルアジサイや、赤い実をたわわにつけたナナカマドも見られた。モミツガ類と足元のササ、それ以外で見るものはこれぐらい。
キノコはそこそこあったが、食として判ったのは、ヌメリイグチとカノシタ程度。


中ノ尾根山登山道8 見えるのが2214mのピークらしい。登山道はここへ向かっている。
ほとんどずっと藪こぎ状態。


中ノ尾根山登山道9 2214へ行く途中に小さな案内板があり、中ノ尾根山山頂へは左手に分岐する。
小さな看板と、ぽつりぽつり見かける赤リボンだけが頼り。


中ノ尾根山登山道10 2214から中ノ尾根山までは、広大なゆるい鞍部。それをだいぶ登ったところから2214を振り返る。半分雲に隠れたのがそれ。
延々とひたすらにササ原。背丈を越えることはなく、見通しが利くのがせめてもの救い。何度も隠された倒木に躓き、ササに埋もれる。


中ノ尾根山登山道11 鞍部を上りきり、再び林に入って東よりに進路が変わると山頂。
なだらか過ぎて、リボンや案内板がないと山頂が判らない。


中ノ尾根山山頂
山頂360°パノラマ。眺望なし。右端が来た道。案内板のほか、多くの登頂記念札が取り付けられている。
東方へ向かえば、川根本町の合地がっち山へ行けるというが、よく分からない。北方へは、ピーク(2251m:ヨモギ沢の頭)を一つ超えて浜松市・飯田市・川根本町にかかる三又山へ行ける。それらしき道はあった。

登りは、昼食20分を挟んで所要3時間。下りは、間違えて西方の尾根を下ってしまい、それこそササに埋もれながら正規ルートを探すへまをやらかして、結局2時間20分。登山口に着く頃には、薄暗く雨も降っていた。ずぶ濡れのまま自転車でひたすら下る。駐車場まで50分。凍えたが、徒歩で帰ることを考えると、文明の利器に救われた感。

この山はハイキングのつもりで来てはいけない。



パノラマ画像を貼る際に生じたGoogleSitesの謎。特に大きな画像は、埋め込み表示ができないことがあった。
その後いろいろ試したところ、8000px×60pxではOK、正方形では3162px角まではOK。埋め込み表示できない画像も、Sites上では閲覧可能。プロバイダなどのWebスペースに置いたものは、大きくても埋め込み表示可能。結論としては、URLに付いていたパラメータ「?attredirects=0」を削除しないで付けておけば良いことが判った。
付けた場合と付けない場合の違い、制限の内容、パラメータの意味などは依然不明。ともかくSitesの仕様のよう。

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