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野鳥の「森」がごっそりと……
秋葉側には案内板もなく、ダイヤモンド富士の時には気付かなかったが、天竜スーパー林道がまた崩壊していた。

このスーパー林道は、山住以南を「林道 天竜線」、以北を「林道 野鳥の森線」と呼ぶ。水窪は地盤が脆弱で、野鳥の森線はたびたび止まっている。'07~'08の大崩落は記憶に新しい。
今回の崩落は、野鳥の森の中間付近で起こった。

6月に出向いた人のブログ記事に、起点(山住側)からの写真がある。現在も測量等の跡が見られるのみで、工事自体はほとんど手付かずのよう。ひっくり返ったブナも、乗っかかったヒメシャラもそのまんま。


野鳥の森線を山住から北上すると、広大な広場に建つ「カモシカと森の体験館」がある。駐車場にトイレに大きな展示館。1000mの尾根にいることを忘れる立派さ。ちなみに、この春に閉鎖したらしい。


観察小屋とヤマガラの門
さらに北上すると、切り立った崖が目立つようになり、落石も増える。しばらくすると、左手に野鳥の森の観察小屋が見える。山住から10分かからない。西に多少の眺望があり、派手に崩れた常光寺山も拝める。

現在はこの先で、一応通行止めになっている。

観察小屋の向かいが、野鳥の森への南端の入り口「ヤマガラの門」。急登を一気に駆け上り、五丁坂頭山へ向かう。山頂付近は平坦で、90°左へ折れる。このアウト側のやや小高いところが山頂。
その後は緩く下りつつ、ミズメとウラジロモミに守られた痩せ尾根、なだらかな鞍部を経て、1377ピークへ向かう。登りの途中には大きなブナなどが生える。
ピークを過ぎてすぐ東屋がある。直進すれば、門桁山を経由して麻布山登山口へ、西へ九十九に下ると2番目の入口「ヒバリの門」へ着く。

崩落は、ヒバリの門のすぐ南、1377ピークの北西のあたりで起こった模様。



崩落現場起点(山住側)から

崩落現場終点側から

現場上部から
現場の緑の立て杭には、「5月10~11日豪雨災 L=58m」とある。

見たところ、道路より上方へは幅と同程度、下方へは数倍の範囲で土砂が流れている。
とりあえず覗き込むことはできるが、その先は砂礫の流れたままの状態。山側は崖。谷側は奈落。どう頑張っても通行は不可能。
このあたりは基本的に脆い地質。現場上部から撮ろうと試みたが、急な砂礫に足をとられて近づけない。素人には危険すぎた。

この崩落は、単に埋もれただけではなく、舗装自体もかなり流れている。かの大崩落でも1年あまりで復旧したので、その気になればやれないことはないだろうが、今年中の開通は無さそうな雰囲気ではある。


通行止めで車が来ないのをいいことに、スーパー林道をのんびり歩いてみると、崩落予備地がかなりある。
常に手が入っているから道でいられるが、2~3年放置されたら自然に還ってしまいそう。
また本線だけでなく支線もけっこう止まる。先月は通れた林道福沢線は、現在通れない。


土嚢の下には真新しい擁壁があるが……

水路の先に見えるは崩落地の果て

ガードレールを直している暇はない

通行止めなので細かいことは気にしない

水路を横切るのは危険(山側)

水路を横切るのは危険(谷側)

傾斜の緩い吹咐擁壁だけど……

……まるごと流れつつある


例によって、パノラマ化してみた。
終点(水窪ダム側)から覗き込んで撮ったもの。右手前に、なぎ倒された2本ガードレール柱が見える。その先の木材を丁字に組んであるあたりが、本来の路肩。中央の白い弧は、現場の距離を測るメジャー。

合成には、MS-Image Composite Editorを使用。設定は全てオート。16枚の合成。

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