カジコジキのその後。
カジコジキは、カジイチゴを母にコジキイチゴを父にした雑種。コジキカジは、逆にコジキイチゴを母にした雑種。和名は無い模様。
鹿沼に播いたものは、「プランターの土」用土へ移植した。発芽2ヶ月ほどの小苗での移植、という負荷をかけているため、本来ならもう少し育っていてもいいはず。
カジコジキは、カジイチゴの影響からか発芽が早く、また種子サイズが大きい分苗も大きい。発芽率はほぼ100%。コジキカジは、クサイチゴ並みに小さい種子のため、苗も小さい。発芽時期もやや遅い。直射日光の影響などを見るとややひ弱。発芽率はおおむね80%。ただし越年後の発芽の可能性を考えれば、9割は行くのではないかと想像。実際、カジイチゴ以外の多くのキイチゴは、越年して春に芽生えるものが多い。
コジキカジ。
単葉3裂、3出複葉、3出羽状複葉、頂葉が複葉になりかけたもの、などさまざま見られる。重鋸歯。棘あり。毛深さは株によって様々。
下部中央のような、羽状複葉で真っ赤な毛がみっしり生えた、まったくコジキイチゴらしい姿のものもある。交配時に完全な密封はしていないので、混ざってない株の可能性もある。
カジコジキ。
出だしは大苗で順調だったが、移植後はコジキカジに置いていかれた感じ。
徐々に生長し、それにつれて裂が深くなっていき、複葉化していく様子がわかる。コジキカジとよく似てはいるが、生長度合いが違うため、単純には比較できない。
こちらでは毛深い羽状複葉の株は見られない。例の株は、やはり純粋なコジキイチゴかもしれない。
since 2007.8 by K-ichi
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