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大阪大学堤康夫氏ら(毒性学分野のページ)は、ナノ粒子が胎児に悪影響を与えることを明らかにした。

実験は、二酸化ケイ素(SiO2:Wikipedia)のナノ粒子を、マウスに注射する方法で行った。この素材は、表面加工をして、医薬品や化粧品などに使われている。
粒径70nmのものを大量投与すると、胎児や胎盤に蓄積し、体重の1割減、発育障害、流産増加などが見られた。粒子は、細胞内はおろか核内にまで入り込んでいたという。
一方で、粒径が300nm以上のものや、表面加工(アミノ基やカルボキシル基を付加)したものでは、悪影響は見られなかった。

化学的には無害であっても、大きさや表面の状態によっては毒性を発現することがあり、これを考慮した安全性評価が必要であることが示された。
(日経新聞朝刊11面要約)


ソースが新聞記事のみのため、その他詳細なデータは不明。ざっとググってみるだけでも、さまざまな事例や報告などが見られる。すでに毒性を認めているものもある。より具体的な結果が求められたことが、今回の成果だろうか。

小難しいことは解らないが、素人目にも危険は感じて取れるので、早急に対策はしてもらいたい。

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