
昨年はドクササコなどとの判別ができずに、結局痛んで食べられなかった。今年は予習の成果もあって、生えたものはハツタケとアカハツの2種であることも判った。
ヒダは脆く、傷つけると濃い赤色が滲む。これはやがて、毒々しい緑青色になる。古くなると、全身が緑青色になる。柄は中空。ツバ、ツボはない。
若いマツ松林下、ハイゴケなどが生え、落ち葉が積もり、ススキが生えているようなところに出ていた。
ハツタケのヒダの紫色は、一部白く抜ける。緑青色に変化した部分は変わらない。アカハツのオレンジ色は、鮮やかなまま。アカハツは潰し炒めてオムレツに、というレシピがある。このヒダの色は目に鮮やかで、卵に併せれば食欲をそそりそう。
火にかけると、良いキノコの香りが立ちのぼる。生シイタケを焼いたときに似ているかもしれない。塩を一振りして試すと、味は良い。脆く歯応えが悪いとも聞くが、それほどでもない。柄は多少ばさつく。傘は身が薄い。ハツタケ、アカハツの食味の差は判らず。
残りはパターンどおり、炊き込みにした。やや多めに採れたので、分量比はマイタケご飯よりややキノコ多め。ハツタケには、アカハツも混じる。
レシピは以下の通り。
材料: 米 ・・・・・・ 4合 ハツタケ ・・・ 300g ニンジン ・・・ 1掴み 油揚げ ・・・・ 2枚 酒 ・・・・・・ 大さじ8 醤油 ・・・・・ 大さじ4

強いて言えば、食感がやや残念。全体がもちもちほくほくなところに、薄い身がジャキジャキする感じ。マイタケのときは、もっと大きく割いて楽しみたかったが、こちらはもう少し細かく刻みたい。
色の問題もあるが、香りが判らなくなるので、醤油より塩のほうがいいのかもしれない。また、数10分という長時間熱を加える炊き込みより、具材は別に調理する混ぜご飯のほうが、素材が生かせた気もする。
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