話好きな旗振りさんによれば、調整を行う技術者はドイツ(エネルコン社はドイツ)から来ているという。片言のニホンゴで「フウシャ、フウシャ」と、ワンボックスでぶっ飛ばして来るのだとか。今日の1号機の脇にも乗り付けてあった。
ちなみにタワー内はエレベータで昇降するらしい。80mの階段は大変だろうと思ってはいたが、そういうことのようだ。
風車自体は年内で完了するとしても、道路工事が終わらないかもしれない、とも言っていた。工事看板には1月末の日付が記入されている。
タイミングよく、1号機のブレードの角度変更を見ることができた。ウィーンというモータ音、カコンカコンいうスイッチの音(?)などが聞こえる。映像の終盤には、風車自体の方角変更もしている。モータ音が少し違う。こちらは通常運用中にも常に見ることができる。
新エネルギー技術研究所(リーテック)より、2年前に配布したという資料をいただいた。ごく近隣の三岳、川名、滝沢、鷲沢の自治会には説明があり、資料配布などが行われたらしい。そのうちの川名向けの資料。
完成予想の合成写真があったので、同じ場所と思われるところ(川名小学校南の路上)から撮ってみた。上半分が配布資料の抜粋、下半分が撮ったもの。資料中の4.81°というのは、風車そのものの見かけの大きさのこと。
CaplioR2による。35mmレンズ相当。12月13日撮影。
5号機が大きくずれて、より均等割付になっているのが判る。9~10号機もやや低くなり、南西に動いたよう。1~3号機も、全体にやや西にずれている。
南方に大きく迂回する予定だった送電ルートが三岳集落内を通るように変更されたことを思えば、たいした違いには見えない。
資料には、事業主体(発電会社)についての簡単な記述もあった。
「株式会社新エネルギー技術研究所」「株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス」「株式会社堀川」の3社が出資し、事業主体となる「ふそう風力発電株式会社」を設立。ここが発電所の建設、運営管理などすべてを行う。ただし出資した前2社が許認可手続き、地元調整、工事総括管理を行う、ともある。以前の環境審議会議事録から読み取ったほぼそのとおりではあるが、やはりややこしい。
ちなみに、議事録で出てきた豊浦風力発電所(山口県下関市)は、新エネルギー技術研究所が手がけたおそらく最初の発電所であり、実体が同じというよりは、複数案件をこなすようになって、社名より豊浦の名を外したのではないかと想像する。
ふそう風力発電株式会社の実体としては、総代表的な立場はWebページでの紹介もあることから、新エネルギー技術研究所、実際の遠隔管理など技術的なところは、日立エンジニアリング・アンド・サービスなのだろう。
工事は今年2月に完工の予定だったが、着工自体が10ヶ月遅れたため、そのままずれて今月いっぱい、となったという。
以下は、今年書いた浜松風力発電所に関する記事。
- 風力発電試運転開始@浜松市北区(11/15)
- 風力発電運用まもなく@浜松市北区(11/3)
- 全景出現~風力発電@浜松市北区(8/8)
- 立須から風力発電@浜松市北区(7/12)
- 風力発電@浜松市北区(4/29)
- 風力発電@浜松(3/18)
調べものをしているうちに見つけた『風力発電・産廃 「お勝手口」』というページ。豊橋市南部のママさんによるものらしい。浜松風力発電所の設備が海路運ばれ、陸揚げされたところなどを撮影されたよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿
.